天白磐座遺跡を描いた頃
今年はNHKの大河ドラマが、「おんな城主・直虎」 井伊谷と言う地名のある、静岡県浜松市北区引佐町が舞台となっています。
にわかに、浜松市内も「直虎」の旗がひるがえっていたりして、
商店の軒先も、何となく賑やかですね。
毎年、暮れの紅白を見終わると「龍潭寺」に鐘を撞きに行って、 井伊谷宮で初詣を、40年程続けていましたが、
今年はあえて、「TVの影響もあるだろうから、遠慮しておこうか」となりました(汗)
そんな身近な井伊谷。
10年程前、恩地町にある北欧家具店「デニッシュインテリアス」さんでの個展の為に
描きに行った場所がありました。
それは、井伊谷にある「渭伊神社」奥の
「天白磐座遺跡」です。
荘厳な場所で、4世紀(古墳時代)から13世紀(鎌倉時代)に至る長期間 祭祀場だったようです。
足を踏み入れる事が許される時と、 結界を張られたように近づき難い時もあるのです。
そんな場所でしたから、
「どうか、ここを描かせて下さい」と、入る時に念じ
100号に挑みました。
気が付いたら、仕上がっていたと言う一枚です。
2007年作
「祈り」(100号-アクリル作品-)」 春にかけて、表紙に載せてみる事にします。
TVでは、幼少期の遊び場として使われていましたが、
昔から、そこは大切な儀式の場であったと言う事を認識して
どうか見に行かれて下さい。